人間関係を円滑にする方法
相手の完全性を観る
あなたが人と接する時に、
あなたの価値観と違うことを言う人がいたら
どうしますか?
「それは違うと思うよ。」とか、
「いや、そうは思わないなあ。」とか、
言いますか?
あなたが人と話す時のちょっとしたコツが
あります。それは、
いや、でも、だけど、などの様な
言葉から話さないということです。
ニュアンスとしては、
相手の意見に反論したり、打ち消したり、
否定したりしているように捉えられる
可能性のある言葉を頭に付けない、
ということです。
相手は、
あなたが相手の完全性を否定している、
或いは、相手の自由を奪っている、
と感じると心に壁をつくります。
完全性、自由、それは人の本来の在り様で
あり、そこを侵されると人は
防御するものです。
人それぞれ、その時その時、
役割があって今に存在しています。
それをも尊重する気持ちが大切なのです。
相手の意見に対して話さない
具体的な言い方としては、
相手の意見とは関連ない様な言い方で、
話を始めるということです。
例えば、
「わたしはこれを大切にしています。」とか、
「〜というものは素晴らしいなあと感じます。」
のように、
新たにあなたの話が始まったかのような
言い方です。
決して相手の意見への反論、批判という
ニュアンスのことは言わないのです。
相手が意見してくれたことは尊重する。
そしてしっかり、
「そういう意見をお持ちなのですね。」
と言う感じで受けとめる。
そして今度はあなたのターン、
自分の意見も同じく尊重して話し始める。
と言うことです。
決して相手を変えようとしない
大切なポイントは、
決して相手を変えようとしない
ということです。
そして教えようともしないという
ことです。
もちろん道を教えたり、シゴトを教えたり
することは別ですよ。
ただ単純に相手の話を聴き
一意見として受けとめるということです。
だからと言って相手の言っていたことを
あなたがする必要はないし、
あなたの意見を相手にさせようとも
しないのです。これが、
人間関係を円滑にする大切な要素のひとつ
なのです。