物理学から見る「望みの実現法」
光の実験でわかったこと
物理学では全ての物質は振動している、
と、言われています。
ミクロの世界の物理学、量子力学では、
波、つまり波動の状態は人には見えないが、
人が見た途端、粒、つまり物質に変わる、
ということが確認されていて、
これは「ヤングの二重スリット実験」
というもので発見されています。
この実験はもともと、
光というものが波なのか?粒なのか?
と言う疑問からスタートしているのですが、
この実験により光は波であると
考えられました。
後にイギリスのマクスウェルも
光は電磁波であり、波の性質だ。という
ことを示しました。
しかしその後アインシュタインが、
「光はエネルギーの小さな塊である粒子」
という、光量子仮説を提唱し、
その後アメリカのアーサーコンプトンに
よって、その仮説が実証されたのです。
つまり、光は「波」でもあり「粒」でも
あるということです。
これを二重性と言います。
さらには、フランスのド・ブロイが、
「二重性の性質が粒子だと思われている
他の物質にも当てはまるのでは?」と考え
ました。
そして、先ほどの、
ヤングの二重スリット実験では後ほど、
興味深い結果がでました。
それは、
光は、なんと、
誰もいないところでは波のように振る舞って、
誰かが観測すると粒のように振る舞う、
ということがわかったのです。
例えるならば、その道の角を曲がった先に
どんな景色が広がっているか
曲がるまではわからない、
そこまでは、曲がった先の景色は
波動の状態ですが、
角を曲がって見た瞬間、黄色い車がいた、
とか、こんな花が咲いている、というように
現実の物質、つまり「粒」が確定する、
という理論です。
それはあなたが見たからその瞬間、
物質化したとも捉えられるわけです。
量子力学を踏まえての望みの実現法
普段あなたが、意識する、イメージする、
考える、感情を抱く、
こういうものは目には見えませんね。
でも先ほどの実験などからもわかるとおり、
この目に見えないものたちを
観測したり、認識したりすると、
波、つまり見えないエネルギーとして
振る舞っていたものが物質、粒になる、
つまり、
現実化する、願望実現する、ということに
なりますよね。
そして、不確定性原理を提唱した、
ドイツの理論物理学者である
ヴェルナー・ハイゼンベルクは、
「波の状態つまり可能性領域で、
あるモノや出来事を認識すると、
可能性であったそのモノや出来事は
可能性領域から物理世界に出現します」
という、なんと、
この世界における、「物事の現実化」
の仕組みを説明しているのです。
具体的な望み実現ステップ
こうしてみると、
ミクロの物理学、量子力学の角度からも
望みの実現方法が見えてきます。
1.意識の焦点を当てる
望むことにフォーカスします。
2.イメージする
映像や音、香り、手触りなどをイメージ
したり、それに伴う様々なことを
考えたりします。
3.感情が湧く
望みが叶っているところをありありと
イメージすると喜びや感謝などの
感情が湧きます。
それに、より長く浸ります。
4.ひらめきが湧く
心地よい時には心地よいことを
現実化するヒントとなるような
ひらめきが湧きます。
5.行動する
ひらめいたり氣づいたりしたことを
具体的に行動に移していきます。
このステップを踏めば
望みはなんでもいずれは叶います。
つまり粒、物質として現実化します。
科学、物理学の世界は再現性がある
ニュートンは、
「リンゴを地面に対して平行に
地球の周りを一周するほどの勢いで
投げたらどうなるのだろう。」という
凄いことを考えた人ですが、
そこでニュートンが氣づいたのが、
「もしそれができたら、
地球の周りを公転している月と同じ
動きをするのかもしれない」です。
このような仮説を立てたのです。
そこからさらに氣づきが起き、
全ての物質にはお互いに引っ張り合う
力があり、
この力が「地球に落ちる」という
現象を引き起こしている。
という、「万有引力の法則」を
発見したのです。
これは全ての物質に働いていますよね。
誰が地球のどこでやっても同じ様に
再現される。
つまり再現性があるわけです。
そして自然の法則でもあるわけです。
再現性があるということは
あなたにも再現ができるということです。
あなたも見えないエネルギー「望み」を
見える物質に変えることが出来ます。
こういう物理学の視点からも
「望み」「願望」という、
見えないことを見える、触れる、という
物質に変える方法が見えてくるわけです。