相手に伝えづらい事を伝える方法
枕詞(まくらことば)の魔法
あなたが会社の人達やプライベートの
仲間になにか言いづらい事を伝える時、
どんなふうに伝えていますか?
家族や親友など、比較的近い関係の人に
であれば、伝えたことに対する意見も
返してくれそうなので相手の思いも
わかりやすそうですが、
部下や同僚に役割上、注意したり、
伝えづらい事を伝えなければいけない時、
例え伝えることができたとしても、
相手が怒っているかも分かりづらいですし、
相手が意見してくれる事も少ないので、
もしかしたら全く納得できていないかも
しれないですし、
まあ、とにかく伝えるのに抵抗があるか
と思います。
しかしそんな時に使える魔法のような
言葉があります。
それが、枕詞(まくらことば)です。
枕詞の例 (許可を得る枕詞)
枕詞にもいろいろありまして、
まずは、
「相手の許可を得る枕詞」があります。
例えば、
「ちょっと話しにくい事があるんですけど
言ってもいいですか?」
「こちらとしては、言いづらいんですが
話しちゃってもいいですか?」
「実は、なんか言いづらいんだけど、
話しちゃっても大丈夫。」
みたいな感じの、
許可をとる枕詞です。
枕詞の例 (ある視点から見ると、の枕詞)
この枕詞は、その視点から見るとそうである。
と言うふうなことをあらかじめ伝えるという
枕詞です。
例としては、
「これはひとつの可能性としてなのですが
〜なんじゃないかなと思うのです。」
「コレはあくまでもわたしの視点からの
話なんですけど、〜のほうが良いと思うんです。」
「コーチングの視点からの話にはなりますが、
〜の時には〜をした方が良いと感じます。」
のような使い方をします。
これは主張する範囲が狭くなるので、
相手の抵抗感が薄れやすいのです。
枕詞の例(自分の氣持ちを先に伝える枕詞)
この枕詞の例
「コレを伝えるのはすごく緊張するんだけど
〜をするならば〜は要らないと感じるんだ」
「コレ言っちゃうとコチラもとても悲しいん
だけど、〜した方がやはり良いと思うんだ。」
「コレを考えるとすごく憂鬱だったんだけど
話すね。〜はやめた方が良いと思うよ。」
この枕詞は、堂々とつたえやすくもなりますし、
相手のことも同志、
パートナーとして認めている感じが出るので
相手も、仲間として心を許したくなりやすく
なるのです。
このように枕詞を使うだけで、
急に嫌な事を伝えるハードルが下がり
伝えやすくなるのです。
あなたももし、言いたくない事を言うときには
この枕詞の魔法を使って、
相手とパートナーのような関係を築き、
話しやすい環境を作ってみては
いかがでしょうか。